井上飛曹長の戦果(九二式十糎加農砲) 03.03.15
九六式十五糎榴弾砲は、大正15年1月の技術会議において研究することが決まった、威力が大きい単一砲車自動車牽引式の新野戦榴弾砲である。何度も失敗を繰り返したのち、昭和13年5月に仮制式を制定された。
15糎クラスでは初めての自緊砲身と伝えられる。
現在九六式十五糎榴弾砲は、靖国神社、沖縄と、この写真が撮影されたガダルカナル島Vilu Villageの地に現存している。
上の写真と右の刻印は同じ大砲とばかり思っていたが、宮前さんから「上の2枚の写真の砲は、砲身の長さ、脚の細さ、スポークからして、九二式十加ではないでしょうか。」
という質問が来た。お恥ずかしい限りである。確かに私の勘違いであり、この写真は92式10加だろう。
珍しいスポークがついている。不思議である。
ガダルカナル島Vilu Village私設博物館に現存する九六式十五糎榴弾砲。
昭和15年大阪工廠製
(九六式十五糎榴弾砲)